perplexityで論文検索
PerplexityはAI検索エンジン。特に論文検索に役立つAIツールです。
Perplexityの特徴
- 対話形式で質問ができ、PubMedなどの学術データベースから関連する論文を検索して回答を生成する
- 回答にはソースとなった論文の引用が含まれ、どの部分がどの論文から引用されたかが明示される
- 検索範囲を論文に限定したり、特定のサイトに絞ることができる
- 無料で利用可能だが、一部の高度な機能は有料プランが必要
- 日本語と英語の両方で利用できるが、英語の方が精度が高い
Perplexityサイトで新しいスレッドを開始する
検索したいトピックについて質問を入力する
必要に応じて「Focus」機能で検索範囲を論文に限定する
Perplexityが関連する論文を検索し、要約と引用を含む回答を生成する
回答の中の引用番号から、どの論文がソースとして使われたか確認できる
追加の質問で掘り下げることも可能
Perplexityは概要を把握したり、キーとなる論文を見つけるのに役立ちますが、網羅的な検索には不向きです。従来の検索エンジンと組み合わせて使うのが効果的でしょう。
論文検索を試した例
実際に論文を検索してみましょう。
検索時点では、そんな論文が存在するのかどうかわかっていません。
[% module(置き換え) %]
日本語で検索しても、しっかりと英文の論文を検索し、日本語で要約してくれるみたいです。初期のころは、英語で検索する必要があったみたいですが、進化したということでしょうか。
なお、「出典を示して」と指示しないと、以下のような回答を出してきました。それっぽいことが書いてあるのですが、軽く検索してみると、どうやらウソっぽい感じです。
論文検索のソースを厳選する
Perplexityでは、Google Scholarをはじめとする学術データベースから論文情報を収集しています。さらに、機械学習モデルを用いて、各論文の質と関連性を評価。ユーザーにとって最適な論文を提示するよう徹底的にソースを絞り込んでいます。
- 権威ある学会や出版社の論文に重きを置く
- 被引用数の多い論文を優先的に表示
- 最新の論文情報を常に反映
絞り込んでいるのですが、この情報ソースは除外したいな…というときは、以下の手順でできます。
「ソース」の「もっと見る」のところをクリックします。
ソースの左の「□」にチェックを入れます。チェックを入れると「ソースを削除」というボタンが現れるのでクリック。
対象のソースを引用していた部分の回答が書き換わります。
ネット上に情報ソースはあるんだけど、信ぴょう性としてイマイチかな…というときに、手動で情報ソースを選べるんですね。
検索した論文の関連論文を調べる
Perplexityで、論文を検索したら、論文名を「Connecte Papers」という別サイトで検索すると、関連する論文が可視化されます。
Connected Papers | Find and explore academic papers
丸部分にカーソルをあてると、右側に論文の概要が出てきます。ChromeなどでGoogle翻訳をオンにしておくと、日本語表示もできまs.
検索する論文を特定の文献データベースに限定する
質問に「pubmed]とつけると、PubMed(米国国立医学図書館(NLM)が運営する生物医学文献データベース)に限定して、論文を検索します。
文献データベースには以下のようなものがあり、pubmed以外も指定できそうです。
多分野カバーする主要データベース
Web of Science (Clarivate Analytics社)
高い評価を受けている権威ある文献データベース。自然科学から社会科学まで幅広い分野をカバー。
Scopus (Elsevier社)
Web of Scienceに次ぐ大手の文献データベース。科学技術分野を中心に幅広くカバー。
Google Scholar
学術出版物だけでなく、大学やリポジトリの論文などを幅広く収録。無料で利用可能。
分野別の主要データベース
PubMed (米国国立医学図書館)
生物医学分野の論文を中心に収録。無料で利用可能。
EconLit (米国経済学会)
経済学分野の論文を中心に収録。
Inspec (英国工学会)
電気・電子工学、コンピューター科学分野の論文を中心に収録。
Perplexity AIの論文検索のまとめ
- 検索時にFocusで指定すると論文のみ対象に検索をおこなう
- PubMedなど、特定の文献データベースに限定しての検索も可能。
- connected Papers(別サイト)と組み合わえると、関連論文を可視化して調べられる