ChatPDF
ChatPDFは、アップロードしたPDFについて、ChatGPTと対話できるWebアプリケーションです。
> ChatPDF – Chat with any PDF!(ChatPDF公式サイト)
難解な論文などを読ませて、「それで、~~についてはどうなの?」といったピンポイントな質問をなげると、欲しい答えを返してくれるんですね。普段から論文を読み込んでいる人にとって、これはすごい時短になりそう。
ChatGPTの基本性能に依存しているため、読み取る文字数の上限は約4000トークン(2500文字程度)ですが、要約性能などは非常に高く、医学的・専門的な質問の回答にも適しています。
完全無料で使いやすいChatPDFは、古くからあり速度・安定性に優れていますが、GPT3.5ベースなので要約・対話性能は他のツールより劣ります。一方、GPT Plus会員向けのAsk YourPDFやMixer Boxは性能面で群を抜いており、トークン上限(4096)を超えた文章の読み込みも可能です。ただし、ファイルサイズや文字数よりも、元ファイルの状態(文字化けの有無、特殊な制作環境など)が重要だと考えられます。
関連 ChatGPTの使い方
ChatPDFを使うには、PDFファイルをアップロードし、内容についての相談や特定のパラグラフの要約を行います。文字数の上限はChatGPTに依存し、基本的に4096トークン(日本語2000-3000文字)です。
ChatPDFを試した感想としては、PDFファイルをアップロードするだけで、ChatGPTと対話できるのは非常に便利だと感じました。また、要約性能が高いので、長い文章の要点を素早く把握できるのも魅力的です。ただし、完全無料版はGPT3.5ベースなので、より高度な要約や対話を求める場合は、有料のGPT4ベースのツールを検討する必要があるでしょう。
ChatPDFの日本語対応
ChatPDFは日本語に対応しているものの、日本語の精度や対応力はまだ完璧ではなく、改善の余地があるようです。
- 英語のPDFファイルをアップロードしても、日本語で質問すると日本語で回答してくれる
- 日本語の精度や対応に課題があり、まだ発展途上の段階にある
- ChatGPTが対応する言語(日本語を含む)のPDFをアップロードして要約・質問できる
- 日本語には少し弱い印象があるが、PDFの要約や質問対応をすばやく行える
それでも、英語のPDFを日本語で質問して理解したり、日本語のPDFを要約して把握したりするのに役立つツールといえるでしょう。
ChatPDFの料金
ChatPDFには無料プランと有料プランの2つがあります。
無料プラン (Free)
- 1日に3つまでのPDFファイルをアップロード可能
- 1つのPDFファイルにつき最大120ページまで
有料プラン (Plus)
- 月額2099円
- PDFのアップロード無制限
- アップロードしたPDFに対する質問も無制限
- PDFの上限は2000ページ、サイズ32MBまでにな拡大する
- 1フォルダあたり50PDF
まずは無料プランで使ってみて、制限を超えて利用したい場合は有料プランへのアップグレードを検討するのがおすすめです。APIの利用を希望する場合は、API登録フォームから申請が必要です。
アップロードしたPDFファイルは安全なクラウドストレージに保存され、他者と共有されることはありません。また、ユーザーはいつでもアップロードしたファイルを削除することができます。
ChatPDFの安全性
ChatPDFはアップロードしたPDFファイルを安全なクラウドストレージに保存し、誰とも共有していません。
ただし、機密性の高いPDFファイルをアップロードする場合には、セキュリティやプライバシーの漏洩リスクがあるため、そのようなファイルはアップロードしないことが推奨されています。
アップロードしたファイルはいつでも削除することができます。 万が一問題があれば、公式のSNSアカウントやメールで運営に連絡して対応ということになります。
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