Gamma aiは、AIを活用してプレゼンテーション資料を自動生成するWebサービス。
ユーザーが提供する短い文章やキーワードをもとに、AIが瞬時にスライドを作成するんですね。従来の手動作成に比べて大幅に時短できるので、特にビジネスや教育の現場での利用が期待されています。
もちろん、デザインもちゃんと綺麗に整えてくれます。
デザインスキルがなくても高品質な資料を簡単に作成できるので、ユーザーは、AIが生成したスライドをリアルタイムで見て判断し、必要に応じて内容やデザインを調整できます。
日本語のスライド作成に対応しています。
Gamma AIのサイトは、現在は日本語に対応しています。
また、資料のタイトルや項目の入力も日本語対応されており、生成される資料も日本語になります。海外AIツール特有の日本語のたどたどしさもなく、論理的で分かりやすい表現となっています。
Gamma AIは日本語入力と日本語生成が可能で、日本語で指示を出すと自動的に日本語でスライドを生成してくれるのが特徴です。
テーマが多数用意されているので、好みのものを選ぶと、すごいスピードでスライドが組み立てられていきます。
できあがったスライドは、「埋め込み」で簡単にウェブ上に公開できます。
今回、作ったのはこれ。「Gamma AIとは?」という言葉と、テーマを選ぶ以外はやっていません。
いや、それっぽいけど、Gamma AIって何なのかわかってなくない?という気もしますね。見かけ上は日本語を理解してるっぽいけど、内部ではうまくいってない?
でも、とても見やすくてキレイなのは確かです。
ユーザーは指示文を入力するだけで、美しいデザインのスライドを短時間で作成できます。
Gamma AIを使う手順
以下、Gammaの使い方について詳しく解説します。
>Gamma App: Generate AI Presentations, Webpages & Docs(公式サイト)
アカウント登録
- 公式サイトにアクセスし、「Sign up for free」をクリック
- Googleアカウントでログイン
- ワークスペース名を入力(後から変更可)
- 「会社・チーム」か「個人」かを選択(後から変更可)
プレゼン資料の作成
- 画面左上の「New with AI」をクリックすると、AIを使ってスライドのベースを作成できる
- 「New blank deck」からは、AIを使わずにゼロから作成可能(作成中にAIサポート機能は利用可)
- タイトルや見出しの例を入力すると、Gammaが自動でデザインを生成
- Google Documentの読み込みや動画の埋め込み、他サイトへのリンクも可能
レイアウトの調整
- 画面右のツールバーから「Layout options」を選択
- カラムやテーブルの作成が可能で、ドラッグ&ドロップで直感的に配置できる
- 入れ子状の構成も可能で、配置後の位置調整や内容変更も簡単
料金プラン
- 無料プランでは、AIの利用にクレジットを消費(サインアップで400、招待で200/人)
- 自動生成は40クレジット/ファイル、AIチャットは20クレジット/チャット
- 有料の「Gamma Pro」は月額3000円で、無制限にAI機能を利用可能。年払いにすると、月額換算2,250円にまで安くなります。
- ちょっとお安めのPlusプランは月額1,500円。年払いで月額換算1,200円に割引されます。
Gammaの無料プランは、最初にもらえるクレジットが勝手に増えることはないので、あくまでお試し用のプランという位置づけですね。そのかわり、有料プランで使える機能はだいたい使えます。
GammaとCanvaとの比較
デザインと言えば、有名なのがCanva。
Canvaは、デザインの自由度が高く、豊富なテンプレートを提供することで知られています。ユーザーは多様なデザインスタイルから選択でき、直感的な操作でプレゼンテーションを作成できます。特に、マーケティング資料やSNS用の画像作成にも利用できるため、幅広い用途に対応しています。これにより、クリエイティブな表現を求めるユーザーにとって、Canvaは非常に魅力的な選択肢となっています。
Canvaは「色々デザインに凝ることができるけど、手動」で作るツールです。
一方、Gamma.Aiは自動生成機能に特化しており、短時間でスライドを作成することが可能です。ユーザーが入力した情報に基づいて、AIがスライドを自動的に生成し、リアルタイムでの編集もサポートします。この機能により、特に忙しいビジネスマンや学生にとって、プレゼンテーション作成の時間を大幅に短縮できる利点があります。
上司や顧客に何かを説明するための資料作りって、けっこう時間取られますからね…。学生なら、発表の場の準備にかかる時間がガッと短縮されるというわけです。
Gamma.Aiはほぼ全自動できれいなスライドを作成してくれるツールです。
Canvaを使用する際には、クリエイティブなデザインを自分で考える必要があります。豊富なテンプレートや素材が用意されているものの、最終的なデザインはユーザーの手に委ねられています。これにより、独自のスタイルやブランドに合わせたプレゼンテーションを作成することが可能ですが、デザインに自信がないユーザーにはハードルが高く感じられるかもしれません。
対照的に、Gamma.AiはAIが自動でスライドを構成するため、デザインに時間をかけずに済むのが大きな特徴です。特に、データを視覚的に表現することに優れており、グラフや図表を多用するプレゼンテーションにおいて、その強みを発揮します。
Gammaは「デザインはよくわかんない」けど、「資料は綺麗に、早く作りたい」というユーザーにとって、非常に有用なツールと言えるでしょう。
他のAIツールとの比較
自動でAIがプレゼン資料を作成してくれる、Gamma.ai、イルシル、Beautiful.Aiの比較をしてみましょう。
はっきり言って「自動でスライドを作る機能」については、そこまで差はないように思います。(おそらく、今後も他サービスが取り入れた機能はパクり合うのではないかと…)
Gamma.aiは価格面で最安で、無料でも利用可能。入力可能なテキストも無料プランで20,000トークン、Plusプランで50,000トークンと十分。ただし、日本語フォントがデフォルトのものしか用意されておらず、フォントにこだわりたい人には気になるかも知れません。
イルシルは、日本の会社が作ったツールだけあって、日本語資料での見栄えはダントツ。日本語フォントもバッチリ。無料で作成した資料にもスライドショー作成時にイルシルのロゴが入る程度なので、無料でもそこそこ使えます。
価格はGamma.aiより少しお高い程度です。入力できる文字が3000文字(パーソナルの場合)なので、詳細な資料を作るなら、最上位プランが必要かも。
Beautiful.AIは、自動でスライド生成は良いのですが、操作も説明も全部英語。
日本語のプレゼン資料を作ろうとすると、見栄えの面で気になる点が多くでてきそう。また、無料で作ったツールにはかならずウォーターマーク(スカシ)が入り、価格面でも月12ドル(今の為替だと1800円くらい?)と、もっともお高いです。
Gamma AIの注意点
内蔵されているフォントの関係で、日本語でも問題なく使えるが、英語の方がより自然で美しいスライドに仕上がりますね。AIの精度は日々アップデートされているので、今後日本語の品質も向上する見込みです。
Gammaは、プレゼン資料作成の時間と手間を大幅に削減できる画期的なツールです。AIを活用することで、事実に基づいた見やすいスライドをスピーディーに生成できます。NotionやGoogleドキュメントとの連携、YouTubeやSpotifyの埋め込みにも対応し、チームでの共同編集やコメント機能も充実しているため、コラボレーションにも最適です。