AIで文字起こし
AI文字起こしツールの比較
音声ファイルを文字起こしするためのAIツールは多岐にわたり、それぞれ異なる特徴や機能を持っています。以下に、音声ファイルを文字起こしするための主要なAIツールとその特徴を紹介します。
サービス | 無料 プラン |
有料 プラン |
対応ファイル 形式 |
特徴 |
---|---|---|---|---|
Notta | 最初の10分間無料 | 月額プラン有り | 音声・動画ファイル | クラウド上でファイルを共有・編集可能。チームでの利用に適している。 |
文字おこしさん | 最初の60秒無料 | 不明 | 音声・動画・画像ファイル | 画像ファイルからのテキスト抽出に対応。検索機能付き。 |
Googleドキュメント | 無料 | – | 音声ファイル | Googleアカウントが必要。ドキュメントエディタに直接音声入力可能。 |
CLOVA Note | 無料 | – | 音声・動画ファイル | Naver CLOVAのノートアプリ。手書きメモとの同期が可能。 |
音声や動画ファイルの文字起こし以外に、Youtubeにアップロードした動画から文字起こしできるサービスもあります。
Notta
Nottaは、音声ファイルだけでなく、動画ファイルからも文字起こしが可能なサービスです。104言語に対応しており、リアルタイムでの文字起こし機能や倍速再生などの便利な機能が搭載されています。
関連 Nottaの使い方
文字起こしさん
「文字起こしさん」は、ブラウザから利用可能なAI文字起こしサービスで、音声・動画ファイルのほか、画像やPDFからの文字起こしにも対応しています。無料プランでは、リアルタイム文字起こしのみが可能で、月に120分まで利用できます。
関連 文字起こしさんの評判
Googleドキュメント
Googleドキュメントは、音声入力機能を利用してパソコンで流れている音声を文字起こしすることが可能です。この機能は、WindowsやMacで利用でき、簡単に文字起こしを行うことができます。
MyEdit
MyEditは、音声ファイルを直接アップロードすることで簡単に文字起こしを行うことができるサイトです。日本語、英語、中国語に対応しており、無料で利用可能です。
CLOVA Note
CLOVA Noteは、LINEのAIテクノロジーブランドからリリースされたアプリで、PCブラウザ版とスマホアプリがあり、アップロードとリアルタイム文字起こしに対応しています。現在はすべて無料で利用できます。
自動で文字起こしするボイスレコーダー
音声アップロードとかの手間なしに、録音したら自動的に文字起こししてくれるのが、ボイスレコーダー型の文字起こしサービス。
発売直後からメッチャ売れたらしいんですが、性能・機能よりも「見た目がかっけぇ!」ってところが受けてる感はありますね。
PLAUD NOTEの特徴はこんな感じ。
高速文字起こし
録音された音声を数分以内にテキスト化することができます。
AIによる要約機能
OpenAIのChatGPT-4の技術でAI要約する機能あり。長い会議の重要なポイントを素早く把握することが可能。
多様な要約形式とマインドマップの作成
ユーザーは異なるシーンに応じて要約の形式を選択でき、情報をマインドマップとして視覚化することもできます。
高音質録音と長時間対応
PLAUD NOTEは最大1536kbpsの高音質で録音が可能で、最大30時間の長時間録音に対応。
見た目がスマホっぽいので、あまり目立たないです。
会議の文字起こしに使われることが多いです。ついで、大学生が講義を録音するのに使うとか。
通話機能はないのですが、スマホで通話するようなふりをしての録音も可能。歩きながらアイデアを溜めたい人にも良いですね。
AIで文字起こしの精度はあがる?
AIを活用した文字起こしの精度向上には、以下のようなポイントがあります。
高性能な音声認識AIの利用
Whisperなどの高性能な音声認識AIを使うことで、高い精度の文字起こしが可能になります。ただし専門用語など、学習していない語彙には弱点があります。
文字起こし後の自然言語処理AIによる補正
ChatGPTなどの自然言語処理に優れたAIを使い、文字起こし結果の誤字脱字の修正や句読点の挿入などを行うことで、可読性の高い文章に仕上げることができます。同音異句後を文脈に沿って補正することも可能。
音声データの最適化
ノイズ除去やボリューム調整、再生スピード調節などにより、AIが文字起こ ししやすい音声データに最適化することも有効です。
教師データの拡充
AIに特定分野の学習データを追加することで、専門用語などへの対応力を高めることができます。
音声認識+自然言語処理AIの組み合わせで、文字起こしの精度は格段に上がってきます。
文字起こし後のマインドマップ化
文字起こし後にAIを使って要約を出力させるほか、マインドマップを自動生成できるツールを使って、情報全体を短時間で俯瞰することができます。
有名なAI連携型マインドマップは以下の通り。
文字起こしした文章をコピペして渡して使います。文字起こし~マインドマップ一体型もあり。
GitMind
ChatGPT(GPT-4/3.5)を搭載したマインドマップ作成ツール
テキストやファイルを入力するだけでマインドマップを自動生成
無料プランでは10個までマインドマップ作成可能。有料プランは月額1099円から
MyMap.AI
一文を入力するだけでマインドマップやプレゼンスライドを自動作成
無料で試せるが作成できる数は限定的。有料プランは月額$9から
Plaud Note
音声の録音から、ChatGPTで文字起こし・要約し、マインドマップ化を1つでできる。
MakuakeでAIメンバーシップ付きで先行販売中
meetXcc
会議の文字起こしからAIによるマインドマップ自動生成までをサポート
Chrome拡張機能として提供
マインドマップAI
テーマや文章を入力するだけでマインドマップを自動生成するWebサービス
ChatGPTを活用して構築
関連 マインドマップの自動生成
AIで文字起こしのまとめ
- AI文字起こしサービスは、音声や動画からテキストを文字起こしする。Youtubeや電話通話に対応しているタイプもあり
- 音声認識に加えて、文字起こししたテキストの文脈から自然言語処理AIが修正してくれるタイプは、文字起こしの精度が大幅に上がる
- 文字起こし後、マインドマップを生成するツールもある